「ラブライブ！サンシャイン!! 沼津地元愛まつり2025」は、2025年11月1日から3日まで静岡県沼津市のコンベンションぬまづで開催され、ファン参加型の最先端メタバース体験が大きな注目を集めています。このイベントでは、株式会社GugenkaがXR（拡張現実）技術を駆使した「ホロモデル撮影会」および、XREAL社のARグラス「XREAL One Pro」を活用したスペーシャルディスクによる3Dライブ体験が展開されます。これにより、ファンは物理的な現地参加だけでなく、デジタル空間での没入型体験を楽しむことが可能です。
特に注目されているのは「スペーシャルディスク」を用いた3Dライブ体験です。スペーシャルディスクとは、過去のライブ映像や音楽を高画質かつ立体的な3D映像で再生できるデジタルコンテンツであり、従来のDVDやBlu-rayとは異なり、XRデバイスを通じて仮想空間でライブを鑑賞できます。XREAL One ProなどのARグラスを通して、ライブ会場にいるかのような臨場感を得られることが特徴で、これが今回のまつり会場にて無料体験として提供されることで、ファン間の新たなコミュニケーションや交流の場となっています。
また、Gugenkaが運営するデジタルグッズ専門ECサイト「Xマーケット」では、イベントに連動した「ホロモデル」（3Dデジタルフィギュア）を中心に様々なデジタルフィギュアの販売も行われ、物販ブースとメタバース空間を融合させる新しい参加体験を提供。ファンはお気に入りのキャラクターのデジタルグッズを購入し、自身のARデバイスでホログラムとして楽しめるなど、リアルとバーチャルの境界を超えたファン活動が広がっています。
さらに、今回のイベントは単なる展示や販売に留まらず、地域との連携を強化し、沼津の地域文化や観光資源をXR・メタバース技術で世界に発信する意味合いも含んでいます。これにより、地域経済の活性化や新規ファンの獲得を図るとともに、メタバースを活用した地域愛の表現として注目されています。
本まつりは、ファンがデジタル技術を通じてキャラクターや音楽に触れ、同じ空間・時間を共有する新感覚の参加型体験を実現。物理的な距離を超えたコミュニティ形成や、個々のファンが「自分だけの体験」をカスタマイズできる自由度の高さも評価されています。今後のアニメイベントにおけるメタバース活用の可能性を示す重要なモデルケースとして、国内外のXR関連業界からも大きな関心が寄せられています。
