タカラトミー主催の「BEYBLADE X WORLD CHAMPIONSHIP 2025」は、2025年10月11日から12日にかけて東京タワー併設のRED°TOKYO TOWERで開催された、ベイブレード第4世代「BEYBLADE X」シリーズにおける初の世界大会です。世界21地域で行われた予選大会の勝者が集い、年齢別に「レギュラークラス(6~12歳)」と「オープンクラス(6歳以上・大人参加可)」の2部門に分かれて競技が行われました。特に注目されるのは、世界大会で初めて設けられたオープンクラスであり、6歳から67歳まで幅広い年齢層約1万5,000人が予選に参加し、激しい競争を勝ち抜いた14名が最終戦に臨みました。
この大会は、タカラトミーとADKエモーションズの共同主催のもと、グローバルなプレイヤーたちの技術と戦略を競う真剣勝負の場として設定されました。ベイブレードXは、従来のベイブレードシリーズの進化系であり、物理的な操作とバーチャル技術を融合させた次世代の競技です。大会に並行して、人気のベイブレードバトルをバーチャル空間で楽しめる「BEYBLADE X-BATTLES」という対戦型アクションゲームも展開されており、リアルとデジタルの垣根を超えた新しい遊び方が注目されています。
競技内容としては、各選手が自らカスタマイズしたベイブレードを使用し、専用のバトルスタジアムで相手を弾き飛ばすか、相手のベイブレードを止めるなどして勝利を目指します。大会の試合は一連のトーナメント形式で進行し、バランスの良さやスピード、パワーを巧みに組み合わせたベイブレード設計と戦略が勝敗を左右します。世界各国から集まったトッププレイヤーたちはそれぞれの地域特有の戦術やカスタマイズ技術を持ち寄り、観客を魅了しました。
また、大会の舞台となった東京タワー、特にRED°TOKYO TOWERは、その高い視認性と最先端のエンターテインメント空間として知られており、国内外のファンが大勢集結しました。リアルイベントとしての熱気はもちろん、オンラインでの生配信も活用され、幅広い層が世界トップレベルの対戦をリアルタイムで観戦しました。
今回のBEYBLADE X WORLD CHAMPIONSHIP 2025は、単なる玩具の競技会にとどまらず、最新技術を取り入れた競技環境とグローバルな交流の場として、次世代のエンターテインメントの可能性を示しました。6歳の子どもからシニアまで参加可能な多世代交流の舞台となり、今後の世界大会のモデルケースとして注目される大会です。大会の成功を受けて、タカラトミーはさらに各国での予選大会や関連イベント、デジタル対戦コンテンツの拡充を図り、世界的なベイブレードコミュニティの拡大を目指しています。



