2025年10月8日から10日まで、千葉・幕張メッセにて「XR&メタバース東京フェア2025」が開催される。このイベントは、クロスリアリティ（XR）技術とメタバースを中心に据えた国内最大規模の展示会であり、最新のXRテクノロジーやデジタル空間体験を幅広く紹介する。注目の出展としては、韓国のXR・空間コンピューティング企業「DoubleMe（ダブルミー）」が初めて日本市場へ投入する新製品「Dimension（ディメンション）」がある。
「Dimension」は従来の瞑想をXR技術と融合した先進的な没入型瞑想プラットフォームであり、ユーザーは3D空間内で人間の12種類の基本感情に基づいた映像とカラーセラピーを体験できる。カラーセラピーは心理学に裏付けられた色彩理論を応用し、視覚的な癒しと感情調整を科学的にサポートする。この仕組みにより、単に目を閉じて集中する従来の瞑想法を超え、視覚・感覚・心理の多角的なアプローチでユーザーの精神的リラクゼーションとウェルネスを促進する。
この新製品は、ヘルスケアやメンタルウェルネス分野におけるXR活用の可能性を大きく広げるものであり、XR技術の社会的応用が拡大する中で一つのモデルケースとして期待されている。イベント期間中は、来場者が実際に「Dimension」の没入型瞑想体験を試せるデモンストレーションが行われ、技術による新しい癒しの形として大きな注目を集める見込みだ。
また、「XR&メタバース東京フェア2025」は、同時期に開催される国内初のメタバース表彰イベント「JAPAN Metaverse Awards 2025」と連動し、国内外のXR・メタバース関連企業やクリエイターが一堂に会する国際的な交流の場ともなっている。これにより、XRとメタバース業界のネットワーク拡大、新規ビジネスの創出、技術革新の加速が期待されている。
本イベントは、XRとメタバース技術により、仮想と現実が融合する「クロスリアリティ」の未来を提示し、新たな社会・経済活動の基盤形成を促進する重要な契機となる。未来のデジタル体験がこの場で体感できることから、多様な業界関係者や一般ユーザーの参加が見込まれており、国内外からの注目がますます集まることが予想されている。
