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NTTデータ、社会貢献活動をNFTで可視化する新プラットフォームを展開

NTTデータ、社会貢献活動をNFTで可視化する新プラットフォーム「fowald」を展開

株式会社NTTデータは、社会貢献活動を可視化し、加速・拡大させるプラットフォーム「fowald」に、Web3技術を活用した新機能を追加したことを発表しました。この新機能により、活動参加者は自身の社会・環境貢献活動をより透明かつ信頼性のある方法で記録し、活動に対する報酬がNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)で発行されることで、より利便性が向上します。

「fowald」の概要と新機能の特徴

「fowald」は、企業や自治体が取り組みたいテーマをクエストとして公開し、共感したファン・社員・住民などの生活者が日常生活の中でサステナブルアクション(地域のごみ拾い、食品ロス削減など)を行い、そのアクションをアプリ上で可視化する仕組みを備えています。今回追加されたWeb3機能により、以下の特長が実現されました:

シームレスなウォレット作成・管理
株式会社NTT Digitalが提供する「scramberry WALLET SUITE」を組み込むことで、利用者はウォレットを簡単かつ安全に作成・管理することができるようになりました。

NFT(SBT)形式の参加証発行
活動参加者には、Soul Bound Token(SBT)形式の参加証が発行されます。SBTは譲渡不可のデジタル資産であり、個人や組織の活動や貢献を証明する手段として注目されています。

NFTでのリワード提供
活動参加者には、活動のお礼として提供されるリワードとしてNFTも提供可能となりました。リワードとしてのNFTにはデジタルでの所有権を象徴するだけでなく、リアルな特典(例:商品引換券やイベント招待状)もひも付けることが可能です。

期待される効果

この新機能の導入により、以下のような効果が期待されています:

企業・自治体の社会・地域貢献活動促進
サステナブルアクションが「見える化」されるだけでなく、NFTの付与により参加者のモチベーションが向上し、応援している企業や地域への愛着がさらに高まることが期待されます。

生活者への明確なインセンティブ提供
アプリ内での活動実績によって得られるNFTを記念品や特典と結びつけることで、より多様な参加メリットを用意することが可能になります。

ブランドイメージの向上
貢献度を客観的に証明できる仕組みを導入することで、対外的なPR材料としても活用しやすく、企業・自治体双方のイメージアップにつながります。

技術面での取り組み

「fowald」のNFT発行機能の実装にあたっては、ブロックチェーン領域の技術開発を行う株式会社Unyteが開発支援を行いました。具体的には以下の点に注力しています:

活動実績をトリガーとしたNFT発行機能
fowaldのフロントエンド(スマホアプリ)で実施された活動に応じ、ブロックチェーン上でNFTを発行する仕組みをAPI形式で実装しました。

既存アプリへのシームレスな組み込み
fowaldがリリース済みのアプリに影響しないよう、バックエンドAPIとしてNFT発行機能を追加する形で支援を行い、ユーザー体験の向上と運用負荷の軽減に寄与しました。

スマートコントラクトの設計・実装
NFTの発行ルールや活動実績連動ロジックをスマートコントラクト上に実装し、ブロックチェーンならではの改ざん困難性を活かした正確な貢献度可視化を実現しています。

今後の展望

NTTデータは、「fowald」の進化を通じて、生活者のサステナブルな行動を支援し、企業や自治体との連携をさらに深めていく方針です。今後もWeb3技術を活用し、持続可能な社会の実現に向けた新たなサービスを提供していく予定です。

また、この取り組みを通じて、NFTやDAOを活用して生活者の社会貢献活動を可視化する仕組みを軸に、企業・自治体と生活者が垣根なく協働できる環境の拡大を目指しています。ブロックチェーンおよびDAOの社会実装に向けた取り組みを強化し、多様な業界・組織との協業を通じた新たなコミュニティの構築を進めていくことが期待されています。

「fowald」の展開により、社会貢献活動の可視化と促進、そしてWeb3技術の実用化が同時に進むことで、より持続可能で透明性の高い社会の実現に向けた大きな一歩となることが期待されています。

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