サイバーステップ、革新的NFTゲーム『Eggle(仮)』で新時代のブロックチェーンゲームを切り拓く
サイバーステップ株式会社は、2025年2月10日、Bacoor dApps株式会社との業務提携を発表し、同時に新たなブロックチェーンゲーム『Eggle(仮)』の開発を明らかにしました。このゲームは、最新のNFT規格であるERC-6551を採用し、ブロックチェーンゲームの新たな可能性を追求する意欲的な取り組みとなっています。
『Eggle(仮)』は、従来のクリプトユーザーが利用するMetaMaskやウォレットコネクトに加え、生体認証ログインが可能な最新のパスキーウォレットにも対応した全く新しい仕組みのブロックチェーンゲームです。ゲームの基本的な流れは、ユーザーがゲーム内トークンを使用して「卵」を購入し、それを孵化させることでユニークな「ヒナNFT」を入手します。このヒナNFTにエサを与えて育成し、最終的に育成を完了するとゲーム内トークンを報酬として獲得できるという、育成シミュレーションの要素を取り入れた設計となっています。
本作の最大の特徴は、新たなNFT標準であるERC-6551の採用です。この規格により、NFTは単なるデジタル資産としての役割を超え、独立したウォレットとして機能するようになります。これにより、ゲーム内で獲得した複数のアイテムやトークンをNFTに直接紐づけて管理できるだけでなく、NFT自体が既存のコンテンツやシステムとの連携を可能にします。この革新的な仕組みにより、ゲーム内アイテムの管理や取引がより直感的かつ効率的になることが期待されます。
さらに、『Eggle(仮)』は最新のパスキーウォレットにも対応しています。指紋認証や顔認証などの生体認証を用いたパスキーに対応することで、従来のウォレットで必要であった複雑な管理が不要となります。この生体認証の導入により、不正アクセスなどのセキュリティ強化が可能になるだけでなく、ウォレットの導入を簡素化することで新しいユーザーベースの獲得も容易になると予想されます。
サイバーステップ株式会社は、『Eggle(仮)』を通じてWeb3領域における新たなエコシステムの構築を目指しています。同社は、『Eggle(仮)』と他の開発中のゲームタイトル間の連携を視野に入れており、これまでに存在しない革新的なエンターテインメントの提供を目標としています。Bacoor dApps株式会社との業務提携により、「ユーザーが自らの資産としてゲーム内コンテンツを所有し成長する楽しさ」をさらに追求する姿勢を示しています。
ブロックチェーンゲーム業界において、ERC-6551規格の採用は大きな転換点となる可能性があります。従来のNFTが単一のデジタルアセットを表現するのに対し、ERC-6551はNFTそのものをスマートコントラクトとして機能させることができます。これにより、NFTが他のNFTやトークンを所有し、複雑な相互作用を可能にする「NFTのNFT化」が実現します。『Eggle(仮)』では、この技術を活用してヒナNFTが成長し、様々なアイテムを所有できるようになると予想されます。
また、パスキーウォレットの導入は、ブロックチェーンゲームの大衆化に向けた重要なステップとなります。従来の暗号資産ウォレットの管理は一般ユーザーにとってハードルが高く、普及の障壁となっていました。生体認証を用いたパスキーの導入により、ユーザーは複雑な秘密鍵の管理から解放され、より直感的にブロックチェーンゲームを楽しむことができるようになります。
『Eggle(仮)』の具体的なリリース時期や詳細な仕様については、今後公式サイトおよび公式SNSを通じて随時発表される予定です。ブロックチェーンゲーム業界の注目を集める本作が、どのような革新をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。
サイバーステップ株式会社の取り組みは、ブロックチェーン技術とゲームの融合における新たな可能性を示唆しています。ERC-6551規格とパスキーウォレットの採用により、ユーザーエクスペリエンスの向上とセキュリティの強化を同時に実現する『Eggle(仮)』は、ブロックチェーンゲームの未来を切り拓く先駆的な存在となる可能性を秘めています。業界関係者や投資家、そしてゲームファンたちの期待が高まる中、サイバーステップ株式会社の今後の展開に注目が集まっています。