Steam Nextフェス2025開催:注目のインディータイトルを体験せよ
2025年2月25日から1週間にわたり、Steamプラットフォームで恒例の「Steam Nextフェス」が開催される。このイベントでは、近日発売予定の数百タイトルの体験版が無料で公開され、ゲーマーたちに新作の魅力をいち早く体験する機会を提供する。今回は、講談社ゲームクリエイターズラボから出展される3つの注目インディータイトルに焦点を当てる。
『Rise of Rebellion~地罰上らば竜の降る~』
本作は、戦闘時の操作による戦略性を追求したシングルプレイ専用3DアクションRPGだ。プレイヤーは侵略された故郷を奪還すべく、島内で遭遇する侵略者たちと戦闘を繰り広げる。
戦闘システムの特徴は、剣による近接戦闘がメインとなっている点だ。多種多様な攻撃を駆使して敵のガードを崩し、効果的にダメージを与えることが勝利への鍵となる。さらに、大地由来のエネルギー「メイ」を使用した「アーツ」という特殊能力も戦略の幅を広げる要素となっている。
体験版では、製品版でプレイ可能な全3ステージのうち、第1ステージの序盤がプレイできる。これにより、ゲームの基本システムや世界観を把握することができるだろう。
開発者は体験版の配信に合わせて、プレイヤー参加型企画「Rise of Rebellion~地罰上らば竜の降る~ 魅せプレイ選手権」の開催も発表した。この企画では、戦闘やアクションにおける美しい立ち回りや武器さばきを披露する動画を募集。受賞者には賞品としてSteamウォレットコード10万円分が贈呈されるという。
『Guns Undarkness』
『ペルソナ』シリーズや『真・女神転生』シリーズの作曲家・ディレクターとして知られる目黒将司氏が手掛ける、コマンドバトルJRPGだ。舞台となるのは破滅の危機に瀕した近未来の世界。プレイヤーは米国の民間軍事会社「BTI」所属・アルファチームの一員となり、過酷な任務に挑む。
戦闘システムはシンボルエンカウント方式のコマンドバトルを採用。最大3人の仲間の行動を指揮し、物陰に隠れた状態から戦闘を仕掛けていくという戦術性の高い展開が特徴だ。武器となる銃器のカスタマイズや、仲間との絆を深める「レゾナンスシステム」など、RPG要素も充実している。
体験版では、基本操作のチュートリアルや戦闘システム、武器のカスタマイズ、物語序盤のステージ攻略などが楽しめる。クリアまでの総プレイ時間は約20分とのことだ。
『違う星のぼくら』
本作は、全世界累計売上本数80万本を突破した『違う冬のぼくら』の後継作で、ところにょり氏による2人プレイ専用「目的秘匿型」パズルアドベンチャーゲームだ。
ゲームの特徴は、2人のプレイヤーが会話によってコミュニケーションをとりながら、異なる端末で遊ぶ点にある。各プレイヤーには別々の目的が与えられ、その内容を相手に隠しながら協力してパズルを解き、ステージを進めていく。
すでに特別体験版が配信されており、Steam Nextフェスでもプレイ可能だ。この体験版は、製品版とは異なる独自の物語が楽しめる内容となっており、想定クリア時間は約1時間。ゲーム体験はそのままに、新たなストーリーを楽しむことができる。
Steam Nextフェス2025は、これら3タイトル以外にも多数の注目作が出展される。各ゲームの体験版は、イベント期間中であれば何度でもプレイ可能だ。さらに、多くの開発者がライブストリーミングを行い、ゲームの詳細な解説や質問への回答を行う予定もある。
インディーゲームファンにとって、この1週間は新たな才能との出会いや、革新的なゲームプレイの発見の機会となるだろう。Steam Nextフェス2025は、ゲーム業界の未来を垣間見ることのできる貴重なイベントとなりそうだ。