ホームゲーム/eスポーツeスポーツ熱狂!『ストリートファイターリーグ: Pro-JP2024』が開幕

eスポーツ熱狂!『ストリートファイターリーグ: Pro-JP2024』が開幕

eスポーツ界に新たな熱狂を巻き起こす『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024』が開幕

格闘ゲームの金字塔『ストリートファイター』シリーズの最新作『ストリートファイター6』を舞台に、日本最高峰のプロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」(以下、SFL)が2024年8月16日に開幕した。今シーズンは新たに3チームが加わり、全12チームによる熱い戦いが繰り広げられている。

進化を遂げたリーグ戦

SFLは今回で7シーズン目を迎え、『ストリートファイター6』では2回目の開催となる。今シーズンの最大の特徴は、参加チームの増加に伴う2ディビジョン制の導入だ。12チームを6チームずつの2つのディビジョンに分け、それぞれのディビジョン内で総当たり戦を行う。各ディビジョンの1位チーム同士で優勝決定戦を行い、最終的な勝者を決定する。

新たに参戦したのは「Crazy Raccoon」「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」「Yogibo REJECT」の3チーム。これらの新チームが既存の強豪チームにどこまで食い込めるかが、今シーズンの注目ポイントの一つとなっている。

豪華な選手陣

SFLには日本を代表する格闘ゲームプレイヤーが集結している。今シーズン、個人として初参戦となるのは、えいた選手、翔選手、だいこく選手、ts選手、ひかる選手、もっちー選手、りゅうきち選手、そして韓国の Leshar選手だ。また、前回のSFL2023には参加していなかったウメハラ選手も今回参戦しており、ファンの期待を高めている。

試合形式と戦略性

SFLの試合は、先鋒戦(2先、10ポイント)、中堅戦(2先、10ポイント)、大将戦(3先、20ポイント)、延長戦(1先、5ポイント)で構成される。各マッチでは「アウェイ」側が出場選手とキャラクターを事前申告し、「ホーム」側は選手を後出しすることができるホーム&アウェイ制を採用している。この制度により、チーム戦ならではの戦略性が生まれ、観る側にとっても楽しみが増えている。

賞金と個人賞

今シーズンの賞金総額は800万円で、優勝チームには500万円が贈られる。また、個人賞として「年間MVP」「新人賞」「最多獲得ポイント賞」「最高勝率賞」「ドライブインパクト賞」が設けられており、選手たちの意欲を高めている。

特筆すべきは、優勝チームには2025年に両国国技館で開催される「カプコンカップ」内で行われる「ワールドチャンピオンシップ」への出場権が与えられることだ。さらに、ワールドチャンピオンシップの優勝チームには、来シーズンのカプコンカップ12への出場権が付与される。これにより、個人戦主体の従来の格闘ゲーム大会とチーム戦のSFLが密接に連携し、選手たちにとってより魅力的なキャリアパスが形成されつつある。

注目の試合と選手

開幕戦では、前シーズン優勝チームの「Good 8 Squad」が強さを見せつけた。ガチくん選手、カワノ選手、ぷげら選手、YHC-餅選手という強力な布陣で、開幕から好調な滑り出しを見せている。

一方、新チームの「Yogibo REJECT」も侮れない。ときど選手を中心に、あきら選手、韓国の若手実力派LeShar選手、鶏めし選手という布陣で、リーグ戦で圧倒的な強さを見せている。特にLeShar選手の圧倒的なフィジカルを武器にした戦いぶりは、多くのファンを魅了している。

今後の展望

SFLは単なるゲーム大会を超え、eスポーツの新たな形を提示している。チーム戦という形式を採用することで、個人の技量だけでなく、チームワークや戦略性も重要な要素となり、より奥深い競技として発展している。

また、企業がチームのオーナーとなって参画するチームオーナー制の導入により、eスポーツビジネスとしての側面も強化されている。これにより、選手たちのプロフェッショナルとしての地位向上や、業界全体の発展にも寄与することが期待されている。

SFLは2025年2月11日のグランドファイナルまで熱い戦いが続く。そして、その後に控える「ワールドチャンピオンシップ」では、日本代表チームが世界の強豪と激突する。日本のeスポーツシーンに新たな歴史を刻むSFLの今後の展開に、ますます注目が集まっている。

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