「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2025滋賀大会」(2025 SHIGA)は、2025年11月22日(土)と23日(日)の2日間、滋賀県彦根市の「プロシードアリーナHIKONE」を舞台として開催される、日本最大級のeスポーツイベントです。本大会は、国内47都道府県の代表選手が集結し、熱戦を繰り広げる全国規模の大会であり、観戦は“無料”で誰でも会場に足を運ぶことができます。eスポーツファンはもちろん、初心者やファミリーも気軽に来場できる敷居の低さが最大の魅力のひとつです。
今回の2025滋賀大会は「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の文化プログラムの一環として実施されるため、地域と全国のeスポーツ文化が交差するハブとなります。第7回目の開催となる本大会は、2019年の「いきいき茨城ゆめ国体」に続き、その都度開催県を移しながら着実に規模と注目度を拡大し続けてきました。特に昨今は、コロナ禍による逆風をeスポーツならではの「オンライン開催」で乗り越えた経験を活かし、地域密着のリアルイベントとして復活。観戦無料という方針は、地元経済やeスポーツ文化へのアクセス機会をより広げることを目的としています。
【大会概要と競技タイトル】
全国都道府県対抗eスポーツ選手権2025滋賀大会では、以下の主要タイトルが競技種目に選定されています。
– eFootball(サッカーゲーム)
– パズドラ(パズル&ドラゴンズ)
– ぷよぷよeスポーツ
加えて、エキシビションマッチとして「グランツーリスモ7」と「鉄拳8」の特別試合も開催予定です。特に「鉄拳8」のエキシビションマッチは、国内外で人気を博す最新格闘ゲームであり、eスポーツシーンの“今”を象徴する注目プログラムです。
トーナメントの進出者決定方式もユニークです。例えば「eFootball」部門では、都道府県ごとの代表決定トーナメントを勝ち抜いた選手10名が本大会進出を確定し、他のタイトルも同様に地方ブロック予選やスコアアタックによって精鋭が選抜されています。「ぷよぷよeスポーツ」では、小学生の部と一般オープン参加部門を分け、各部門計20名が決定。さらに大会直前には滋賀県・近畿ブロックの代表決定戦を控え、地元代表への期待が高まっています。
【エキシビションマッチ・スペシャルコンテンツ】
今大会の目玉の一つが、来場者向けのエキシビションマッチです。eスポーツ競技タイトルの垣根を超え、有名プレイヤーやゲストによる「鉄拳8」や「グランツーリスモ7」の華やかな試合が繰り広げられるため、本戦とは別のエンターテインメントを体験できます。特に「鉄拳8」は2024年の発売以来初となる大規模公式エキシビションの一つとされ、注目度が高いコンテンツです。
【大会の歴史と社会的意義】
全国都道府県対抗eスポーツ選手権は、2019年茨城大会を皮切りに、鹿児島、三重、栃木、佐賀と順に開催されてきました。初回大会では地元茨城県が優勝を飾り、その後は大阪府、東京都などがタイトルを争うなど、回を重ねるごとに“地方色”と“スター選手の登場”が一層強化されています。昨年(2024年佐賀大会)までで東京都が三連覇を達成するなど、都道府県間の競技力格差も年々縮小傾向にあります。
また、本大会は、内閣府、デジタル庁、経済産業省といった国の後援を受けている点でも注目されます。eスポーツの存在価値が「単なるゲーム」ではなく、地域の観光資源や次世代人材育成、デジタルリテラシー向上など多岐にわたる波及効果を及ぼしていることが認められています。主催団体には滋賀県eスポーツ協会や日本eスポーツ連合(JeSU)など業界をけん引するオーガナイザーも名を連ね、運営体制の信頼性も高いです。
【会場・アクセス・体験】
会場となる「プロシードアリーナHIKONE」は、スポーツと文化の交流を目的に新設された大型複合施設。アクセスも良好で、JR彦根駅から徒歩数分、駐車場・バリアフリー対応も充実。大会当日は、観戦ブースのほか、体験型イベントや物販、地元滋賀のご当地グルメ出店、ファミリー歓迎のワークショップコーナーなど多彩な催しも盛り込まれる予定です。リアルeスポーツ現場の臨場感を間近で味わうには、絶好のチャンスです。
【まとめ】
全国都道府県対抗eスポーツ選手権2025滋賀大会は、トッププレイヤーの技と戦略を“生で無料”体験できる、まさに日本のeスポーツシーンが集約するビッグイベントです。競技観戦の枠を超え、eスポーツが持つ文化的・社会的価値を体感できるまたとない2日間となるでしょう。



