ストリートファイターリーグ:Pro-JP2025、ZETADIVISION参入で新たな幕開け
eスポーツシーンに新たな風が吹き込む。人気格闘ゲーム「ストリートファイター」の公式リーグ戦、ストリートファイターリーグ:Pro-JP2025(以下、SFL:Pro-JP)に、マルチゲーミングチームZETADIVISIONの参入が決定した。この参入により、SFL:Pro-JPは新たな局面を迎えることとなる。
ZETADIVISIONは、VALORANTやApex Legendsなどの人気FPSタイトルで実績を残してきた強豪チームだ。格闘ゲームへの本格参入は初めてとなるが、その豊富な運営経験と強力な選手育成システムを活かし、ストリートファイターシーンに新たな刺激をもたらすことが期待されている。
ZETADIVISIONの参入により、SFL:Pro-JP2025は全8チームでの開催となる。既存の強豪チームに加え、新たな挑戦者の登場で、リーグ戦の競争はさらに激化すると予想される。ZETADIVISIONは、すでに複数の有力選手との契約交渉を進めているとの情報もあり、どのような布陣で臨むのか注目が集まっている。
SFL:Pro-JPの運営を担当するカプコンは、ZETADIVISIONの参入を歓迎する姿勢を示している。カプコンeスポーツプロデューサーの高木正彦氏は、「ZETADIVISIONの参入により、SFL:Pro-JPはさらなる盛り上がりを見せると確信しています。彼らの持つノウハウと情熱が、ストリートファイターシーンに新たな価値をもたらすことでしょう」とコメントしている。
一方、ZETADIVISIONのCEOである岸大河氏は、「ストリートファイターは日本のゲーム文化を代表するタイトルの一つです。SFL:Pro-JPへの参入は、私たちにとって大きなチャレンジであると同時に、eスポーツの新たな可能性を切り開く機会でもあります」と意気込みを語った。
SFL:Pro-JP2025は、4月から9月にかけて開催される予定だ。レギュラーシーズンは全チームによる総当たり戦を2回戦行い、上位4チームがプレーオフに進出する。プレーオフは10月に開催され、優勝チームには賞金と共に、世界大会への出場権が与えられる。
ZETADIVISIONの参入により、SFL:Pro-JPの放送・配信体制にも変化が生じる可能性がある。ZETADIVISIONは独自の配信プラットフォームを持っており、これを活用した新たな視聴体験の提供が期待されている。また、チームに所属するストリーマーやインフルエンサーを通じて、より幅広い層にSFL:Pro-JPの魅力を発信することも可能となるだろう。
ストリートファイターシリーズの最新作「ストリートファイター6」が好調な売り上げを記録する中、SFL:Pro-JP2025の開幕に向けて、ファンの期待は高まるばかりだ。ZETADIVISIONの参入は、単にチーム数が増えるだけでなく、リーグ全体の質的向上にもつながると見られている。
格闘ゲームとFPSという異なるジャンルの融合は、eスポーツ界に新たな化学反応を引き起こす可能性を秘めている。ZETADIVISIONが持つマーケティング力や選手マネジメントのノウハウが、格闘ゲームシーンにどのような影響を与えるのか、業界関係者からも注目されている。
SFL:Pro-JP2025の開幕まで、あと2ヶ月余り。ZETADIVISIONの参戦により、すでに熱い戦いの予感が漂っている。彼らが格闘ゲームシーンにもたらす新風と、既存チームの反応が、今後のeスポーツシーンの発展に大きな影響を与えることは間違いないだろう。ストリートファイターファンはもちろん、eスポーツに関心を持つ全ての人々にとって、SFL:Pro-JP2025は見逃せない大会となりそうだ。