ホームゲーム/eスポーツストリートファイターリーグ2025、プロアマ混合で賞金1500万円を狙う

ストリートファイターリーグ2025、プロアマ混合で賞金1500万円を狙う

ストリートファイターリーグ2025は、国内最大級の公式eスポーツリーグとして、シリーズ最新作『ストリートファイター6』を舞台に開催されている。今季の最大の特徴は、「プロアマ混合体制」と賞金総額1,500万円という大規模な競争環境だ。これにより、プロ選手だけでなく、アマチュア選手にも大きな注目とチャンスが用意された。

まず、本リーグには12チームが参戦しており、各チームは「Division S(トップディビジョン)」と「Division F(チャレンジディビジョン)」の2つのディビジョンに分かれ、6チームずつがリーグ戦を戦い抜く形式となっている。この二部構成により、戦力や実績の異なる多彩なプレイヤーが入り混じり、従来のストリートファイターリーグよりもさらに未知数な試合展開が期待されている。

チーム構成にもプロアマ混合の趣向が色濃く出ている。各チームは最大で4名の選手で編成され、その内訳はプロライセンスを持つ経験豊富なストリートファイタープレイヤーと、今季から大きな枠が与えられた新進気鋭のアマチュアプレイヤーたちの共存だ。例えば、過去の大会ではアマ選手が強豪プロを破る場面もみられ、その勢いは2025年シーズンでも加速しつつある。

競技フォーマットは毎節ごとに変化があり、試合ごとに先鋒・中堅・大将の3名が抜擢されて個人およびチーム戦の両面で勝敗を争う。各勝利ごとにポイントが加算され、同点の場合は控え(リザーブ)の選手による延長戦が実施されるというユニークなルールも導入された。この仕組みにより、チームの総合力と戦略がより問われると同時に、アマチュア選手の活躍にも舞台が広がった。

賞金1,500万円の行方をめぐる争いは熾烈だ。Division F第2節(9月9日開催)では、VARREL、REJECT、広島 TEAM iXAが30ポイントでリードしており、プロ・アマを問わず各チームの選手が果敢にポイント獲得を目指している様子が見て取れる。この上位争いには、「ZETA」のひかる選手のようなチームMVPも登場しており、アマチュア枠から輝きを放つ選手の躍進は、リーグ全体の注目度と熱狂をさらに高めている。

なお、運営面でもCAPCOMは公平性を保つために細かなガイドラインを設定し、不適切なチャットやコメントに対する厳正な対応を徹底。また、対戦動画などの第三者による無断アップロードにも管理体制を敷いており、健全なeスポーツ文化の醸成に努めている。

ストリートファイターリーグ2025は、プロアマ混合が生む新たなゲームシーンと、賞金総額1,500万円という競技環境の充実によって、誰もが夢と実力次第で頂点を狙えるエンターテインメント性の高い大会へと進化した。今後もアマ・プロ双方の選手が見せる個性溢れる対戦と逆転劇が、eスポーツ界の歴史を塗り替える可能性を強く秘めている。

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