ユニットROIROMの初の冠番組『ROIROM ROAD』では、メンバーの浜川路己と本多大夢が視聴者と深く交流する多彩な企画を展開している。そのなかで特に注目されたのは、第2話にて二人がお互いに初めて手紙を書き合うシーンだ。この企画は、彼らの結成のルーツを辿る旅の中で行われ、普段は見せない率直な感情や互いへの感謝の気持ちが手紙に綴られた瞬間として大きな反響を呼んでいる。
番組の第2話では、二人が沖縄のホテルのたき火を囲み、リラックスした雰囲気の中で過ごす場面が描かれた。ここで、突然大夢がサプライズで用意していた手紙を公開し、その中で「俺とROIROMとして組んでどう思ってますか」と本音を問いかけた。この問いに対する路己の反応は驚きとともに、相互の信頼や絆を改めて感じさせるものだった。同時に路己も大夢への手紙を用意しており、互いに初めてとなる手紙交換は、普段口にしづらい気持ちを伝える大切な機会となった。大夢はその手紙で感謝の思いを語り、路己もそれに応える形で想いを綴った。このやり取りは、視聴者に対してユニットの深い絆や人間味を強く印象づけた。
この手紙の交換は単なるコミュニケーションではなく、『ROIROM ROAD』の企画テーマである「ルーツを追う旅」とも密接にリンクしている。旅を通して自身たちの原点や、互いがどのように支え合ってきたかを再確認し、ファンとの距離も縮める意義深い内容となった。番組スタッフも「少し照れながらも語った互いへの気持ち、ファンへの想い、そして旅で感じたことは、二人の成長や絆が映し出された瞬間」と評価を寄せている。
さらに、『ROIROM ROAD』はただの地上波番組にとどまらず、動画配信サービスのHuluで全4話の特別版として未公開映像も含めた配信を行っている。これにより、より深くROIROMの人となりや舞台裏が伝わり、ファンは単なる視聴者以上の親密な交流を体感できるようになっている。冠番組を通じROIROMは、自身のストーリーをありのままに開示しながらファンとの新しい結びつきを築くことに成功している。
このように、『ROIROM ROAD』の手紙交換シーンは、ユニット初の冠番組における重要な見どころの一つであり、互いの感情を素直に表現し、ファンとの心の距離をぐっと縮めるきっかけとなった。今後の放送や配信でも、このようなメンバーの素顔や率直な交流が期待されている。ROIROMの成長とファンとの共鳴を感じさせる、新しい形の音楽番組の幕開けである。