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『ギヴン展-ENCORE』アニメイト池袋で開催中!BLファン必見

『ギヴン展-ENCORE』アニメイト池袋開催レポート~10年後のキャラクターたちが待つ、BLファン必見の“凱旋展覧会”を徹底解説

2025年10月17日から11月17日までの1カ月間、東京・池袋のアニメイト本店8F「Space Galleria」を舞台に、「ギヴン展 -given exhibition- ENCORE」が開催されています。本展は、キヅナツキ先生による大人気BLコミック『ギヴン』の完結とアニメ映画2部作の公開を記念したもので、前回の開催からさらに密度とボリュームを増し、ファン待望の“東京凱旋”展覧会となっています。単なる展示会を超え、「ギヴン」の世界に没入できる体験型の空間が特長です。

展覧会の内容と見どころ

「ギヴン展-ENCORE」最大の注目点は、キャラクターたちの“10年後”が登場する、原作者・キヅナツキ氏の新イラストによる新エリアの展開です。展覧会の入り口を抜けると、まずキービジュアルに描かれた10年後の姿に圧倒されます。これは、2025年10月に発売された番外編コミック『ギヴン10th mix』の世界観とも連動しており、ファンにとっては「あのあとの物語」を肌で感じられる貴重な機会です。物語の終着駅からまだ10年続く時間軸――。キービジュアル越しに映し出されるリアルな変化は、会場全体に“後日談”の余韻を漂わせます。

会場の構成も一工夫。佐藤真冬と上ノ山立夏が出会う“あの階段”が実物大で再現されており、原作ファンであれば「ここで始まった物語なんだ」とリアルに実感できる仕掛けです。原作・アニメ両面からの歩みに寄り添うことで、作品の変遷やキャラクターの成長を丁寧にたどることができます。

また、横浜会場から追加された『映画 ギヴン 海へ』エリアも設置。昨年公開されたシリーズ最新作の舞台裏や、映画ならではの作画資料、監督・スタッフインタビュー映像も同時上映されており、アニメファンにも見逃せない内容です。

展示内容のバリエーションとグッズコーナーの充実

今回の展覧会では、複製原画とアニメ(映画を含む)シーンの両方が交互に展示されることで、原作と映像の“両方の視点”から「ギヴン」の世界観を体感できる構成になっています。漫画家・キヅナツキ先生による「ギヴン展-ENCORE」開催祝いの色紙イラストも必見ポイント。会場レイアウトは、原作の連載開始から完結、アニメ化、映画公開、そして“続編”である10年後まで、すべてが一本の軸でつながるダイナミックな構成となっています。

グッズコーナーも大幅充実。過去に限定発売されたグッズの再販や、新作グッズの販売が実施されています。例えば、これまでのファンミーティングで人気を博したブロマイドセットや缶バッジ、カラーチェンジライトなど、欲しいと思っていたアイテムが一堂に揃うことで、遠方や次回以降の参加を見送ったファンからの“買い逃し”ニーズに応える形となりました。

来場者の反響とイベントの社会的意義

ネット上では「10年後のキャラクターがリアルで感動!」「階段再現でジーンときた」「グッズの品揃えが充実していて何度でも来たい」といった声が多く上がっています。これは、BL作品の展覧会としては異例の“リアリティ”と“没入感”を重視した空間演出が功を奏していると言えます。

また、本作はノイタミナ枠初のBLコミック原作アニメとして2019年にTVシリーズが放送され、アニメ化をきっかけに新たなファン層を巻き込むなど、BLカルチャーの“社会的認知”を高めた点でも意義深い存在です。実際、今回の展覧会においても、アニメや漫画どちらか一方だけのファンだけではなく、幅広い層が来場しており、BL作品の持つポテンシャルを体現する場所となっています。

ケーススタディ:ギヴン展の“空間演出”と体験型イベントの最新トレンド

こうした“空間演出”重視の展示方法は、単なる原画や資料の陳列を超え、来場者自身が物語に“入り込める”体験を提供するという点で、近年の“アニメ・漫画展”の新しいスタンダードとなっています。“あの階段”の再現や、キャラクターの等身大立像、新作イラストが飾られる新エリアなど、写真映えするスポットの多い設計は、SNS時代のファンエンゲージメントにも最適化されています。

さらに、完結作品ゆえに“未来”を描き続ける試みも注目に値します。作品の最終回で物語が決着しても、キャラクターたちの人生はまだ続く――。その“継続性”を体感できる展示会は、BLファンのみならず、現代アニメ文化全体にとって非常に示唆的です。

今後の展望とファンへのメッセージ

「ギヴン展-ENCORE」は過去の展示会に参加したことのあるファンにも、あるいは初めてギヴンの世界に触れる方にも、新鮮な驚きと感動を約束する内容です。キヅナツキ先生の手による“10年後のイラスト”は、物語を自分のものとして受け止める読者にとっても、ひとつの“エンディングの先にある希望”を見出すきっかけとなるでしょう。

BL作品の展覧会史上まれに見る“スケール感”と“コンテンツの深さ”――それが本展の最大の魅力です。物語の過去と未来を往復できる今だけのスペースに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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