ホームゲーム/eスポーツVALORANT国際大会VCT Pacific 2025: DetonatioN FocusMe、ベスト6達成

VALORANT国際大会VCT Pacific 2025: DetonatioN FocusMe、ベスト6達成

DetonatioN FocusMe、VCT Pacific 2025 Kickoffでベスト6の快挙

日本を代表するVALORANTプロチーム「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)が、2025年1月18日から韓国・ソウルで開催された「VCT Pacific 2025 Kickoff」においてベスト6という好成績を収めた。本大会は、VCT Pacific地域の12チームが激突する重要な国際大会であり、上位2チームにはMasters Bangkokへの出場権が与えられる。

DFMは大会序盤から好調な滑り出しを見せ、グループステージを勝ち抜いてプレーオフに進出。プレーオフでは強豪Paper Rexを下す大金星を挙げ、多くのファンを熱狂させた。しかし、2月2日に行われたローワーブラケット準々決勝で韓国の強豪Gen.G Esportsと対戦し、0-2で敗れて大会を終えることとなった。

Gen.G戦の第1マップ「アビス」では、DFMが序盤から苦戦を強いられた。特に、エースプレイヤーのMeiyとJinboongが普段の調子を発揮できず、キーとなる撃ち合いで敗北を喫する場面が目立った。Gen.Gは巧みな射線の組み方とトレードの上手さを見せつけ、DFMを13-6で下した。

続く第2マップ「ロータス」でも、Gen.Gの勢いは止まらなかった。DFMは独自の戦略を展開しようと試みたが、Gen.Gの洗練されたマクロプレイとミクロな技術の差が如実に表れる結果となった。特に、Gen.Gのラーク(潜入)のタイミングの良さが光り、DFMは効果的な対応を打ち出せないまま、再び13-6で敗北を喫した。

試合後、DFMのAkame選手は「Munchkinのインゲームリーダーとしての能力が想像以上に凄かった。彼らは私たちより2歩も3歩も先を行っているように感じた」とコメント。Gen.Gの戦略的深さと個々の選手の技量の高さを認めつつ、今回の敗戦を今後の成長の糧にしたいと語った。

今大会でのDFMの活躍は、日本のVALORANTシーンにとって大きな励みとなった。昨年までは国際大会で結果を残すことが難しかった日本チームだが、DFMのベスト6入りは、着実な進歩を示すものとなった。特に、若手プレイヤーのGyenの成長が目覚ましく、国際舞台での経験を積むことで更なる飛躍が期待される。

一方で、今回の敗戦は日本と韓国のVALORANTシーンの差も浮き彫りにした。Gen.Gをはじめとする韓国チームの戦術的洗練度や個人スキルの高さは、依然として日本チームにとって大きな壁となっている。DFMのコーチングスタッフは、今回の経験を詳細に分析し、次のステージに向けた改善点を洗い出すことになるだろう。

VCT Pacific 2025の本格的なシーズンは4月から開幕する。DFMは今回の結果を踏まえ、さらなる進化を遂げることが求められる。特に、撃ち合いの精度向上やチームとしての連携強化、そして韓国チームに対抗できるような独自の戦術開発が重要なポイントとなるだろう。

日本のVALORANTファンにとって、DFMのベスト6入りは大きな希望となった。しかし、世界の頂点を目指すには、まだまだ課題が山積みであることも明らかになった。DFMの今後の成長と、日本VALORANTシーン全体の底上げに、多くのファンが期待を寄せている。

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

人気の記事

VIEW ALL ⇀