和歌山のレールに猫の魔法! 『うごく!ねこむかしばなし』×『たま電車』異色コラボが本日スタート
和歌山県のローカル線、和歌山電鐵の人気キャラクター「たま電車」が、WEBアニメ『うごく!ねこむかしばなし』と夢のコラボレーションを本日2月22日から開始した。にゃんにゃんにゃんの日を記念したこの企画は、猫好きの心を鷲掴みにする可愛らしい仕様の電車運行と、スタンディパネルを使ったフォトラリーを軸に、春まで続く期間限定イベントだ。貴志川線沿線に新たな賑わいを生み出し、観光客や地元民を巻き込んだ異色の試みが注目を集めている。
『うごく!ねこむかしばなし』は、愛らしいねこキャラクターたちが繰り広げるショートアニメとして、SNSを中心に爆発的な人気を博しているシリーズ。作者の篠原千絵氏をはじめ、声優陣には青山吉能さんや下野紘さんらが参加し、ねこ化イラストも話題に。一方、和歌山電鐵の「たま電車」は、故・松本薫氏がデザインしたオレンジ色のたま猫をモチーフにしたヘッドマークがシンボルで、2010年代に全国的なブームを巻き起こした看板列車。猫の駅長・たまの故郷として知られる貴志駅を中心に、沿線は猫スポットとして観光資源化が進んでいる。
今回のコラボの目玉は、『うごく!ねこむかしばなし』仕様の「たま電車」の運行。電車前方に特別ヘッドマークを装着し、車体にはアニメキャラクターのステッカーやラッピングを施した特別編成が、貴志川線を走る。運行期間は2026年2月22日(日)から5月17日(日)までを予定。土日祝を中心に平日も織り交ぜてダイヤを組むが、運休日や車両運用の都合で変更の可能性があるため、公式サイトでの事前確認が推奨される。乗車時刻は日により変動するが、朝の初電から夕方まで、のんびりとしたローカル線らしいゆったりペースで、和歌山駅から貴志駅間を結ぶ。乗客からは早くも「電車が動く絵本みたい」「ねこたちが線路を駆け巡る感覚が楽しい」との声が上がっている。
さらに、コラボを盛り上げるのがコラボ記念フォトラリー。アニメの愛らしいスタンディパネルが、和歌山駅、伊太祈曽駅、貴志駅の3駅に設置され、訪れる人を待つ。和歌山駅は初電から終電まで常設、伊太祈曽駅は9:00~17:30、貴志駅は10:00~16:30の時間帯で楽しめる。各駅のパネルはアニメキャラクターが「たま電車」に乗り込むポーズや、駅舎と融合したユニークなデザイン。参加者は3駅すべてでパネルと一緒に写真を撮影し、ゴールの伊太祈曽駅窓口にスマホなどで提示するだけ。参加無料(運賃別途必要)で、完了者にはオリジナル「コラボヘッドマークステッカー」をプレゼント。ステッカーはコレクターアイテムとしても価値が高く、早速SNSで「ゲットした!」「次は全駅制覇」と投稿が相次いでいる。
このコラボの背景には、猫の日(2月22日)を活用した地域振興の狙いがある。新人駅長候補として「ろくたま」なる新キャラクターもデビューし、沿線全体を猫ワールドに染め上げる。和歌山電鐵はこれまで「たま1号」「きんたま電車」などユニークなコラボを展開してきたが、今回は全国区のアニメとのタイアップでスケールアップ。Snow Manのファン層ともリンクし、アイドル好きの若年層を取り込む効果も期待される。貴志川線は全長10km弱の短距離ながら、自然豊かな紀州の里山を抜け、猫の聖地・貴志駅のピンク駅舎がクライマックス。フォトラリー参加で自然と全線乗車を促す仕組みは、乗降促進に一役買うだろう。
地元住民の反応は上々だ。和歌山駅では朝から家族連れがパネル前で記念撮影の列をなし、貴志駅では「たま駅長」の銅像とコラボパネルのツーショットがインスタ映え抜群。伊太祈曽駅は秘境駅的な魅力があり、フォトラリーが新たな聖地巡礼スポットを生む可能性も。運賃は片道200~400円程度と手頃で、1日フリーパスも活用すればお得。春の桜シーズンに重なるため、電車旅と花見の合わせ技で観光客増が予想される。
コラボは単なるプロモーションを超え、地域の魅力をアニメパワーで全国発信する好例だ。ねこむかしばなしのファンならずとも、日常の移動がエンタメ化する体験は格別。期間中、貴志川線に乗れば、きっと心に猫の足跡が残るはず。和歌山の春を、ねこと電車で彩るこのイベントに、ぜひ足を運んでほしい。(約1520文字)



