ホームゲーム/eスポーツ企業対抗の熱きバトル!岡山で異業種交流eスポーツ大会開催

企業対抗の熱きバトル!岡山で異業種交流eスポーツ大会開催

岡山県で異業種の企業が集い、業界の垣根を越えて熱き競争を繰り広げる「岡山県企業対抗eスポーツ大会」が今年も開催される。昨年の第1回大会が大きな反響を呼び、今年2025年は参加枠が1.3倍に拡大されるなど、企業関係者の関心度の高さが伺える【3】【5】。

今年度の第2回岡山県企業対抗eスポーツ大会は、主催に日本eスポーツ連合岡山(JeSU岡山)が名を連ね、地域経済への盛り上がりと従業員同士の一体感を高める目的で実施される。競技タイトルには、人気格闘ゲーム「鉄拳8」と、リアルなドライビング体験が魅力の「グランツーリスモ7」が採用された。これまでのeスポーツ大会では若年層の個人プレーヤーが主役であることが多かったが、企業単位の団体戦という形式は、普段は接点のない異業種の社会人による連携や交流の場として大きな意味を持つ【3】【5】。

開催概要とユニークな仕組み

今回の大会の特色は、「企業対抗」という軸に加え、幅広い社員層がエントリーできる仕組みが打ち出されている点にある。エントリー企業には、社員の年齢やゲーミング経験を考慮したチーム編成が推奨されており、ベテラン社員から新入社員までが一緒にエントリーする姿も見られる。特に今年は「多様性あるチーム作り」がポイントとなり、部門ごと・階層ごとにメンバーを集めることで社内コミュニケーションの深化も狙いとされている。

また、昨年までオンライン中心だった運営体制に対し、今年はオフラインでの交流機会も強化。予選はオンラインで実施し、決勝トーナメントは岡山市内の特設会場で実際に顔を合わせて行うハイブリッド方式が採用される。リアルイベントには企業PRや、各企業の主力商品・サービスの展示、地元グルメのケータリングなど、協賛企業によるブース出展も計画されており、地域の活性化や企業間の連携事例創出にもつながる期待が寄せられている。

eスポーツが促す「新たな企業交流」の形

「鉄拳8」や「グランツーリスモ7」といった競技タイトルは、対戦要素だけでなく、作戦立案や緻密なチームワーク、マネジメント能力など、実社会のビジネススキルと地続きの要素も多い。普段は異なる立場で働くメンバー同士が、戦略作りや情報共有を通じて同じ目標へ協働する経験は、「業務外コミュニケーションの活性化」や「世代横断の結束力向上」といった形で職場に還元される。

大会運営を担うJeSU岡山の関係者によれば、昨年大会参加後のアンケートでも「社内のコミュニケーションが活性化した」「普段話す機会のない社員と接点が生まれた」といった声が多く寄せられている。また、eスポーツを通じた新たな企業文化醸成や、若手人材の定着・採用ブランディングの側面にも注目が集まっている。

現場の熱気、決勝の舞台裏

決勝当日の岡山市内特設会場は、まさに“異業種混成チーム”による熱戦の舞台となる。大迫力の大型モニターや実況・解説付きのライブ配信、会場には応援団や家族連れの姿も多く見受けられる。バーチャル上だけではなく、リアルな場での拍手や歓声は、参加者の達成感や団結力を大きく引き上げる。優勝した企業には、地元メディアによる取材や記念トロフィー授与、今後さらなるeスポーツ関連プロジェクトへの優先参加権など副賞も設けられている。

また、企業の垣根を越えた交流会も開かれ、IT企業×製造業、医療×広告業といった全く異なる業界の人材が将来の協業に繋がる名刺交換や歓談を行う場面も特徴的だ。

地方発イノベーションとしての岡山企業eスポーツ大会

こうした企業対抗eスポーツ大会の意義は、単なる余興イベントにとどまらない。地方都市・岡山から、eスポーツを軸とした産業間交流・新たなビジネスネットワーク形成の動きが着実に広がっている。全国的にも「企業対抗eスポーツ」の試みは増加傾向にあり、今後は業種や地域の壁を越えて多様な働き方や人材交流の新たなモデル事例として注目を集めていくだろう。

今年の岡山県企業対抗eスポーツ大会は、まさに「企業成長」と「地域活性化」、そして「働き方イノベーション」が交差する、時代を象徴するイベントとなっている。

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