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韓国企業DoubleMe、日本でXRヒーリング技術を初お披露目

韓国のXR(拡張現実)・空間コンピューティング企業であるDoubleMe(ダブルミー)は、2025年10月8日から10日まで千葉市の幕張メッセで開催される「XR&メタバース東京フェア2025」にて、最新のXR瞑想・ヒーリングソリューション「Dimension(ディメンション)」を日本市場に初お披露目する。この発表は、同フェアの初日である10月9日午前11時からのPRピッチで行われ、ブース番号はHall 4の33-72となっている。

「Dimension」は、人間の12種類の感情とカラーセラピー(色彩療法)を基に設計された革新的なXR体験技術である。通常の瞑想が単に目を閉じて精神を集中させるのに対し、このソリューションは拡張現実技術、アート、科学を融合させ、利用者に没入的な瞑想体験を提供する。これにより、どこにいても周囲環境が休息と回復のための空間に変わることを目指しており、単なるリラクゼーションの枠を超えた、次世代のウェルネス体験を提供する。特に、日本のウェルネス市場へ本格的に進出するための重要な一歩として期待されている。

この取り組みは、現在高まる心身の健康への関心とテクノロジーの融合が進む中で、XR技術が精神的ケアに新たな可能性をもたらすことを示している。DoubleMeは、「Dimension」を通じて、単なるデジタル体験ではなく、感情の深層に訴えかける体験価値の創出を目指し、癒しやストレス緩和をテクノロジーで支援することを重視している。

技術面では、XR(Extended Reality:拡張現実技術の総称)を活用し、視覚だけでなく感覚的な没入感を深める設計がなされている。使用者は、ヘッドセットなどのデバイスを通して仮想的な環境内で瞑想を行い、リアルな感情や色彩が演出されることにより、身体的にも精神的にもリフレッシュできる体験を得ることが可能だ。この点で、単なる音声ガイドや映像を閲覧する瞑想アプリとは一線を画している。

また、同社のCEO兼創業者は、「Dimension」は単なる製品ではなく、次世代ウェルネス市場における包括的なソリューションとして位置づけており、ユーザーの日常のストレスや心の不調に対する新たなケア手段になると述べている。加えて、技術的な斬新さだけでなく、科学的根拠に基づいた感情理論と色彩心理学を採用している点が、医療や心理ケア分野との連携可能性も示唆している。

DoubleMeは本展示会の出展を契機に、日本の企業や研究機関との協業の拡大を図るとともに、ウェルネスへのXR活用文化の普及を目指す。これにより、心身の健康促進に寄与しながら、新しい産業領域としてのXRウェルネス市場の拡大に貢献する計画だ。

今回の日本での初披露により、DoubleMeの「Dimension」は、単なる技術革新の示威にとどまらず、社会的ニーズが高まる精神的健康支援ツールとしての地位を確立していくことが期待される。その革新的な機能とユーザー体験は、今後日本のみならずグローバル市場におけるXR技術活用の新たな標準を提示するとみられている。

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