EXILE ATSUSHIが約3年ぶりとなるドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2025 ‘THE REASONS’」のキックオフイベントで見せた情熱と決意は、ファンに大きな感動と期待をもたらした。9月17日、デビュー以来24年ぶりのショッピングモール・ラゾーナ川崎プラザで開催された同イベントには、平日にもかかわらず5000人もの観衆が集まり、ATSUSHIをはじめとしたEXILEメンバーへの熱い声援が飛び交った。
このドームツアーは実に約3年ぶりで、8回目の開催となる。「THE REASONS」という大きなテーマを掲げたツアーの始まりを告げるこのイベントで、EXILEは新曲を含む2曲をサプライズで披露し、会場の興奮を一気に最高潮へと引き上げた。ATSUSHIは「こんな大事な日に夏風邪をひいてしまいました。声が出づらくて申し訳ありません」と体調不良を率直に報告し、メンバーの笑いを誘いながらも「ドームツアーまでに完全体になって復活します」と強い決意を表明した。その姿からは、長い休止期間を経て再び最高峰のパフォーマンスを届けるというプロフェッショナルとしての責任感と覚悟がひしひしと伝わってきた。
また、AKIRAが語ったように、小林直己、NAOTOが三代目 J SOUL BROTHERSからEXILEに加入し、久々にフルメンバー揃ってのドームツアーとなることも大きな話題となっている。彼は「フルメンバーで臨む今回のツアーは、僕たち自身もワクワクが止まりません。『THE REASON』というテーマのもと、ベストライブと言えるセットリストや演出を用意します」と胸を張った。NAOTOも「24年の歴史で選びたい曲が多すぎて全曲は無理かもしれないけれど、ほぼ全部聴けると思ってください」とファンを惹きつける幸せな悩みを明かしており、その内容の濃さに期待が高まる。
ツアーのリハーサルは既に始まっており、TETSUYAも「皆さんが観たいEXILEを必ず表現できるはず」と自信をのぞかせる。同時に、3月にアキレス腱を負傷した自身の完全復活を11月のドームまでに果たす決意を示し、観客から温かい拍手が贈られた。
このように、EXILEはデビュー24周年の節目にあたり、過去の人気曲に新たな命を吹き込みつつ、ダンスとボーカルの“完全体”として新しいステージを切り開く準備を整えている。ショッピングモールという原点の地でのイベント開催も24年ぶりという偶然が、今回の復活ツアーの意義をさらに深めている。
ファンはドームツアーの開催地となる福岡、大阪、愛知、埼玉も含めた全国5箇所でEXILEに直接会えるイベントも予定されていることに大いに沸き、これからのツアーに期待を膨らませている。ATSUSHIの声の回復とEXILEの完全体でのパフォーマンス復活を心待ちにしながら、多くのファンがきらめくステージを目撃する夏の終わりから秋にかけてのライブシーズンの幕開けを楽しみにしている。