ホームゲーム/eスポーツ1.4億円の熱戦!Honor of Kings International Championship

1.4億円の熱戦!Honor of Kings International Championship

約1.4億円の賞金総額を誇る世界最大級のモバイルMOBA大会「Honor of Kings International Championship(KIC)」が、2025年11月にフィリピンで開催されることが正式に発表され、世界のeスポーツシーンに大きな注目を集めている。「Honor of Kings」は全世界で1億人以上のアクティブプレイヤーを擁する人気タイトルであり、近年そのeスポーツ路線の強化が著しい。KICは、まさにその集大成ともいえるイベントだ。

今大会の特徴的な点は、16枠の出場枠のうち、10枠がフィリピン・マレーシア・インドネシアの地域プロリーグで決定されるという“地域の実力者集結型”のレギュレーションにある。各地域で激しい戦いを勝ち抜いたチームたちが、世界一を懸けて一つの舞台に集うのだ。また、残りの出場枠をかけてブラジルを中心とした「Honor of Kings Brazil Championship」でも熾烈な予選が行われている。今回の大会では、アジアの強豪のみならず、南米や欧州など多国籍な布陣が実現する見込みで、まさに“ワールドカップ級”の多様性とレベルの高さが魅力だ。

さらに、KIC出場チームを決める前段階として、9月には東西に分かれた「Honor of Kings Major East League(KME)」および「Honor of Kings Major West League(KMW)」が開幕する。各リーグには世界中から合計14チームが集結し、ここで上位入賞したチームがKIC本戦への切符を手にする構図となる。この両リーグにもそれぞれ賞金総額5万ドル(約735万円相当)が用意されており、若きスター選手や新興のプロチームにも一躍世界へ躍り出るチャンスとなっている。

今回、日本からは人気ストリーマーチームCrazy Raccoon(CR)と伝統的強豪SCARZ(SZ)が出場。日本国内のMOBAプレイヤーやファンからも熱い視線が注がれている。CRとSZは日本代表として、アジアの覇権争いのみならず、世界の超強豪とも火花を散らすこととなり、日本eスポーツ界の新たな歴史を刻む戦いとなることは間違いない。また、10月にはマレーシアで国別対抗戦「Nation Clash」も開催予定であり、日本代表の活躍がグローバルな舞台で一層注目されるシーズンを迎える。

「Honor of Kings」は、PCで隆盛を極めてきたMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ジャンルの中でも、モバイル端末での操作性や戦略性に特化した設計が特徴。そのシンプルかつ奥深いゲームバランスが、アジアを中心に爆発的人気を支えている。eスポーツ視点では、観戦時のテンポの良さと戦況の目まぐるしい変化が視聴者に高い熱狂を提供し続けている。放送インフラの拡充とともに、世界的なeスポーツイベントとしての成長速度も目覚ましい。

主催は『PUBG MOBILE』等でも知られるLevel Infiniteと、その開発を手がけるTiMi Studio Group。両社はグローバルeスポーツ・エコシステムの基盤作りとプロ選手・コミュニティへの還元を強く打ち出しており、賞金総額1.4億円という圧倒的な規模は、その投資が本気であることを物語っている。

2025年のKICは、単なるゲームトーナメントを超え、「世界のeスポーツシーンにおける新たな覇権争い」として、年末最大規模の注目イベントとなるだろう。今まさに世界の精鋭たちが、夢とプライドと賞金を懸けてしのぎを削る“1.4億円の熱戦”が、幕を開けようとしている。

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