ニコニコ超会議2025――“まざろ”をテーマに、ネット文化の祭典がついに開幕
2025年4月26日(土)・27日(日)、千葉・幕張メッセにて「ニコニコ超会議2025」が開催される。今年13回目となるこのイベントは、インターネット発のカルチャーを“実体験”できる日本最大級のアニメ・ゲーム総合イベントとして年々規模を拡大してきた。2025年のテーマは「まざろ」。異なるジャンルや世代、オンラインとオフライン、プロとアマチュア、作り手とファンなど、あらゆる“違い”が融合し合うユニークな2日間となる予定だ。
“まざろ”がもたらす新しい体験
「まざろ」とは、さまざまな人・コンテンツ・技術・文化が垣根なく混じり合い、新たな価値を生み出す状態を指す。ニコニコ超会議2025では、その精神を体現するべく、人気ゲーム実況者、音楽クリエイター、コスプレイヤー、テクノロジー企業、さらには教育機関までが一堂に会する。これまでの枠を超え、コラボレーションや即興企画も多数予定されている。
各ジャンルごとの専門ステージでは、ユーザー参加型のゲーム大会やeスポーツ、音楽ライブやDJイベント、アナログゲームや最新VRの体験コーナーなどを展開。痛車(アニメ/ゲームキャラをあしらった車)の大規模展示や、超人気コスプレイヤーによるパフォーマンス、教育機関によるテクノロジー体験ブースなども設置される予定だ。ゲームとアニメ、テクノロジー、ファン活動の“今”が、幕張メッセで一気に体感できる。
ボーカロイド、実況、配信――ネットカルチャーの粋が集結
なかでも注目なのは、ボーカロイド音楽の祭典「超ボカニコ2025」だ。トップボカロPから新進気鋭のルーキーPまで、幅広いDJ・ライブパフォーマンスが予定され、幕張メッセ内の特設フロアとオンライン配信の両軸で展開。プレミアム会員向けには特別観覧席やオリジナルグッズも用意される。
また、超配信者ステージでは、人気配信者による生実況企画やトークイベントが目白押し。現地に設けられた「外配信ゾーン」では、誰でもスマートフォン等を利用して気軽にライブ配信に参加可能という、ネットとリアルのハイブリッドな楽しみ方が提案されている。
このほか、全国のクリエイターが同人誌やグッズを持ち寄る「クリエイタークロス2025」も大規模に開催。第3弾となる今回は、昨年の反省点を踏まえてさらに交流しやすい設計となり、参加サークルも大幅増。アマチュアからプロ志望まで、多様なクリエイターの“生の作品”に触れられるのも特長だ。
現地&オンラインの“デュアル開催”
ニコニコ超会議2025は、現地参加だけでなく、公式サイトやニコニコ生放送を通じてオンラインでも大部分が配信される。全国どこからでも参加・視聴が可能で、現地の臨場感とネットの手軽さ、両方を味わえるのが大きな魅力だ。実際、企画の多くはオンライン・リアル同時進行型。ネット視聴参加者だけを対象とした特設コンテンツや限定企画も複数設けられている。
チケット情報・アクセス
会場は幕張メッセ(国際展示場1〜8ホール・イベントホール)で、JR京葉線「海浜幕張駅」から徒歩約5分とアクセスも良好。チケットは【優先入場券】【一般入場券】【団体チケット】と複数種類が用意されており、小学生以下は無料。一部体験ブースでは、別途「体験チケット」が必要となる。例年チケットは早期完売する人気ぶりのため、公式情報をこまめにチェックしておきたい。
– 優先入場券:前売6,000円(1日券)、11,500円(2日通し)
– 一般入場券:前売3,800円(1日)、当日4,500円(1日)、7,200円(2日通し前売)
– 団体チケット(5名以上):前売3,300円/人
関東アニメ・ゲームイベントの“ハブ”として
ゴールデンウィーク直前の開催ということもあり、関東圏ではアニメ・ゲーム関連イベントが多数予定されているが、ニコニコ超会議はその“ハブ”とも呼べる存在。2025年も、ネットとリアルの垣根を“まざろ”の精神で飛び越え、更なる進化を遂げていく。本フェスをきっかけに、関東のアニメ・ゲームイベントシーンはさらに盛り上がりを見せそうだ。
まとめ
ニコニコ超会議2025は、ネットで生まれた多様な文化をリアルに感じられる貴重な機会。アニメ・ゲームファンはもちろん、ネット文化に触れたい、クリエイターとの交流を楽しみたいという人にも、見逃せない2日間となりそうだ。幕張メッセとインターネット、その両方で“まざった”瞬間を体験しよう。