餓狼伝説とDJが生み出す新次元の音楽・格闘体験 ― 「City of the Wolves」
1999年に登場した『餓狼 -MARK OF THE WOLVES-』から実に26年を経て、SNKが送り出す最新作『餓狼伝説 City of the Wolves』が2025年4月24日に発売予定。このタイトルでは、白熱の格闘アクションに加え、音楽業界の世界的アーティストたちとの異色のコラボレーションが実現し、新たな体験をプレイヤーに届けます。その中でも注目を集めるのが、スウェーデン出身の人気DJサルバトーレ・ガナッチを中心としたプロジェクトです。
サルバトーレ・ガナッチ、ゲームキャラクターとして参戦
今回のコラボレーションの目玉のひとつが、エネルギッシュなDJスタイルで知られるサルバトーレ・ガナッチがゲームキャラクターとして登場するという異例の試みです。彼は音楽だけでなく、ユニークなプレイスタイルと斬新な必殺技を持つ格闘家として、『City of the Wolves』の闘技場に降り立ちます。サウスタウンにインスピレーションを求めてやってきた彼は、友人である「ダック・キング」の紹介で格闘大会「KOF」に参戦。音楽と格闘技を融合させた異能の戦士として戦いを繰り広げます。
彼の登場によって、ゲーム内のストーリーやバトルの幅が広がっています。例えば、逆立ち状態から繰り出される連続蹴りといった彼ならではの動きは、プレイヤーの操作技術を試す新たな挑戦となるでしょう。また、彼が使用可能なBGMは、ゲームステージを盛り上げるだけでなく、プレイ体験そのものを刷新します。
全19曲のオリジナル楽曲とJUKEBOX機能
今回のコラボでは、サルバトーレ・ガナッチだけでなく、スティーブ・アオキやAfrojackといった11名の世界的DJが参加し、ゲームのために制作された19曲のオリジナル楽曲がステージBGMとして収録されています。この楽曲群は『REV IT UP』というテーマを基に制作され、ゲームのスピード感や緊張感をさらに高めます。
加えて、本作ではプレイヤー独自のプレイリストを作成できるJUKEBOX機能が搭載されており、各モードで使用するBGMを自由にカスタマイズすることが可能です。これにより、プレイスタイルや気分に合わせた音楽体験を楽しむことができます。既存の格闘ゲームにはない、この音楽と格闘のシームレスな融合は、プレイヤーに新たな刺激を与えるでしょう。
ゲームと音楽の未来を切り開く挑戦
音楽とゲームの融合において、ここまで大胆なコラボレーションを実現した背景には、サルバトーレ・ガナッチがスーパーバイザーとしてプロジェクト全体を牽引してきたことがあります。彼は、参加アーティストの選定から楽曲の制作プロセスまで深く関与しており、ゲームの世界観と各アーティストの個性を見事に結びつける役割を果たしました。
本作は単なる格闘ゲームの枠を超え、エンターテインメントの新たな地平を切り開く試みとして注目されています。『餓狼伝説 City of the Wolves』は、音楽とゲームの融合が持つ無限の可能性を示し、新しい世代のゲーマーとリスナーをも魅了することでしょう。