佐々木朗希の初ライブBP登板がもたらした『最高』の評価
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が、2025年2月19日（日本時間20日）、アリゾナ州グレンデールでのスプリングキャンプで初めて実戦形式の練習「ライブBP」に登板しました。この初登板は、メジャーリーグのトップ選手たちからも大きな注目を集めました。
練習の詳細
佐々木朗希は、午前10時ごろに練習フィールドに出てウォーミングアップを行い、ブルペンで投げ込んだ後、ライブBPに登板しました。彼は9打席に対戦し、2イニングで27球を投げて2奪三振、1被安打という素晴らしい成績を残しました。最初の打席に立ったデビッド・ボーティ内野手から見逃し三振を奪い、続くミゲル・ロハスには153キロの速球を投げて左飛に抑えるなど、主力選手相手に許したヒットは1本のみでした。
評価と反応
佐々木のこの初登板は、チームメイトや監督からも高く評価されました。デビッド・ボーティは「ライブBPでこんなことはないよ。でもすごくクールだった。50人もの人が（ホームベースの）真後ろで見ている中で投げるのは相当ガッツがいる。彼のメンタルはすごく強いから、さらにいい投手になるね」と絶賛しました。また、正捕手のスミスも「捕球するのが楽しかった。結構（球が）動いたよ」と興奮気味でした。
エディ・ロザリオ選手は、佐々木のスプリットに全くタイミングが合わず、3球空振り三振に倒れました。ロザリオ選手は「初めての投手と対戦するのは、いつだって楽しみだ。（最後は）内角に動いた。スプリッターにやられたね」と苦笑いを浮かべました。
将来への期待
佐々木朗希は、ドジャース加入1年目で現時点ではマイナー契約ですが、春キャンプには招待選手として参加しています。デーブ・ロバーツ監督は、3月18日、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズ第2戦で先発させる見込みを示唆しています。このような期待に応えられるか、注目が集まっています。
佐々木自身も「ブルペンの感覚よりも、いい状態で投げられたかなと思います」とコメントし、メジャーの打者と対戦する際の感覚を確かめるために投げたと述べています。また、WBCでチームメイトだった大谷翔平や山本由伸といった先輩メジャーリーガーの存在についても「キャンプ初日から分からないことだらけで助けてもらっていた」と話し、頼れる先輩が心の支えになっていることを明かしました。
このように、佐々木朗希の初ライブBP登板は、プロ野球界に大きな注目を集め、将来への期待が高まっています。彼がどのように成長していくか、注目が集まっています。
