TSUKUMO（ツクモ）が展開する「秋の感謝セール」と「週末セール」が、BTO（Build to Order）パソコン市場で注目を集めている。2025年10月現在、最大9万円規模の値引きキャンペーンが各社で展開される中、ツクモは実用性の高いゲーミングPCを中心としたラインナップで、コストパフォーマンスを重視するユーザーに訴求している。
ツクモの秋の感謝セールでは、最新世代のプロセッサとグラフィックカードを搭載したゲーミングデスクトップが在庫限りの特別価格で提供されている。特に注目すべきは、Core Ultra 7 265KFとRTX 5080を組み合わせたハイエンド構成から、Core i7-14700FとRTX 5060 Tiを搭載したミドルレンジまで、幅広い価格帯をカバーしている点だ。これにより、予算20万円台から本格的な4Kゲーミング環境を構築したいユーザーから、フルHD～WQHD解像度で快適にプレイしたいエントリー層まで、多様なニーズに対応できる製品構成となっている。
RTX 5000シリーズ搭載モデルの戦略的価格設定
今回のセールで特徴的なのは、NVIDIAの最新RTX 5000シリーズを搭載したモデルが複数ラインナップされている点だ。RTX 5080搭載の最上位モデルでは、2TBの大容量SSDを標準装備し、ゲームインストールとクリエイティブワークの両立を想定した構成になっている。一方、RTX 5070 TiやRTX 5060 Ti搭載モデルは、コストを抑えながらも十分なゲーミング性能を確保している。RTX 5060 Tiには8GBと16GBのVRAM容量違いが用意されており、高解像度テクスチャを多用する最新タイトルや、将来的なアップグレードを見据えるなら16GBモデルが推奨される。
プロセッサ選択においても、Intel Core Ultra 7 265KFとRyzen 7 9800X3Dという両陣営の最新世代が用意されている点は見逃せない。特にRyzen 7 9800X3Dは、3D V-Cacheテクノロジーによりゲーミング性能に特化した設計となっており、フレームレート重視のユーザーには魅力的な選択肢となる。
週末セールの包括的な品揃え
週末セールでは、デスクトップパソコン本体だけでなく、グラフィックボード単体、内蔵HDD・SSD、メモリー、CPU、マザーボード、PCケース、冷却FANといった各種パーツから、キーボード、マウス、ヘッドセット、スピーカー、液晶モニター、ペンタブレットまで周辺機器も対象となっている。これは単なるパソコン販売ではなく、PC環境全体をアップグレードする絶好の機会として設計されている。
特に自作PCユーザーやパーツ交換によるアップグレードを検討しているユーザーにとって、週末セールは狙い目だ。グラフィックボードやSSDの単品購入でコストを抑えながら、既存システムの延命や性能向上を図ることができる。また、ゲーミングマウスやヘッドセットといった周辺機器も同時に値引き対象となるため、総合的な投資効率を高められる。
家電量販店との価格競争力
BTOメーカー直販の優位性は、中間マージンを削減した価格設定にある。家電量販店では初期設定代行や配送料、データ移行サービスなどの付帯費用が5,000円から15,000円程度加算されるケースが多く、見かけの値引きとポイント還元を差し引いても、実効価格では直販が有利になる傾向がある。ツクモのような専門BTOショップでは、不要なプリインストールソフトウェアを排除し、ユーザーが本当に必要とする構成をカスタマイズできる点も大きなメリットだ。
購入タイミングの見極め
マウスコンピューターのオータムセールが10月29日まで延長されている状況を考えると、各社が秋商戦で競合している現在は、年間を通じても有利な購入タイミングといえる。在庫限りの限定販売という性質上、人気モデルは早期に売り切れる可能性があるため、予算とスペック要件を明確にした上で、セール期間中に決断することが重要だ。特にRTX 5080やRyzen 7 9800X3Dといった最新ハイエンドパーツ搭載モデルは、需要が集中しやすい。
BTOパソコン購入では、セール価格だけでなく、保証内容、カスタマイズの自由度、納期、サポート体制を総合的に評価することが肝要だ。ツクモの秋セールは、これらの要素をバランス良く備えた好機といえるだろう。
